h-jinの日記

現在 胆管癌ステージ4 奇跡の復活をかけ闘病しながら guitarを弾くギタリストブログです

部屋以外でギターを弾く

普段は大抵自宅でなくとも「部屋」「室内」で弾くと思う。
ところが最近気づいたことがある。
広い空間、たとえば倉庫の入口とか、天井の高くて広い建物内で弾くと
これがまたいい。

部屋で弾いた場合、プレイヤーの耳にはギター本体の音が
狭い空間に跳ね返って結構気持ちよく感じる。

ところが屋外や広い空間だと、俗に言う「音が散る」ので
割とデッドな音になる。
そこで弾いてて気持ちいい音、しっかり耳に届く音を出そうとすると
部屋で弾く場合に比べて右手のタッチを工夫せざるを得ない。
自然と強めのタッチになると思う。
ただし、いつもより「力み」が入ると滑らかに動かずミスタッチが増える。

よって、ミスタッチをなるべくせずに強く弾く「工夫」を集中して行う自分に気づく。
音が散る中で、どうすれば立体的で耳に残る音が出せるか、を工夫するわけだ。
それでないと気持ちよくないので とても弾けたものではない。

そしてそれに加えてできれば自然の風を身体に受けれるところで
弾けたら尚良い感じになる。
弾きながら音を風に乗せるようにイメージする。
自然の風は人工的なエアコンの風や扇風機の風と異なり
実に絶妙な揺らぎと強弱で吹いてくれる。
そして気分をかなり和らげてくれる。
それに乗せて弾くと、演奏自体もあたかも自然の風と一体になって無機質なプレイではなくなる。

さらにギターにとって、紫外線は敵だが、自然の風は味方だと感じる。
自然の風をギターに浴びせていると ギターも気持ちいいと言っている声が聞こえる。
それと、さきほどの右手の工夫されたタッチをもって、強く弾くのでよく「鳴るように」なる。
もっとも雨風のように湿気を帯びた風はNGだが。。。。

この自然と一体化する練習法、春と秋が一番いい。
夏は早朝ならいいが、湿度が高すぎるように思う。

一度自然の風を受けてプレイすると 病みつきになると思う。
それほど気持ちいいし、演奏に集中できる。
できれば人のいない空間を見つけれればいいが・・・・